国家資格独学のススメ
このサイトの訪問者の中には、国家資格受験勉強中あるいは資格取得を将来の視野に入れてある方もおられると思う。サラリーマンで時間がない、または経済的事情で受験専門校に行かれない人もいると思うが、一般に受験校に行かなければ取得が困難だと言われている資格も独学で充分合格可能だと言いたい。かく言う作者も取得全資格を所謂、受験専門校に通わず独学で全て1回で合格した。自慢話をするつもりはないので不快にならないで最後まで読んで欲しい。
勤め人で安月給だったので高い授業料を払って受験専門校に行く気は最初からなかった。所要独習期間は宅建、社労士がそれぞれ4ヶ月、鑑定士8ヶ月、司法書士16ヶ月だった。取得順では宅地建物取引主任者⇒社会保険労務士⇒不動産鑑定士⇒司法書士となる。後になるほど学習時間が増えた。不動産鑑定士までは20代半ばだったが、司法書士は、鑑定評価の独立開業を決意して挑戦したため既に30代だったので記憶力がかなり減退していた。
試験の性格もある。不動産鑑定士は論文試験、司法書士は択一試験である。論文試験は乏しい知識も相当部分は文章表現、構成力でカバーできる(作者の実感)。択一試験は正確な知識が要求されるため勉強量で決まる(個人差もある)。
学校と独学の話に戻るが、作者の場合、講義(講師の一方通行の話)を聞くより、本を読んだ方が集中力が高まるため理解も進む。学校の講義のメリットとして試験傾向に合わせたカリキュラムで無駄な部分の学習が不要と言われている。確かにこの面では独学者に不利かもしれない。しかし過去問をみれば試験傾向は掴める。問題演習で学習の軌道修正も可能だ。基本書の選定も合格体験記を読み自分に合った本を選べばよい。
要は講義を聴くか、本を読解するのみの学習をするかの違いと思う。これは個人差があるためどちらが良いとは言えない。各試験の独学の具体的方法論は経験で構築したノウハウがあるが後日の機会に発信する。今回は独学者にハンディは言われているほど基本的にはないと断言しておきたい。受験専門校の宣伝に惑わされず独学中の皆さん夢を持って明るく頑張りましょう。
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