平成11年地価公示価格雑感
しばらく更新を休んでしまった。理由はいくつかあるが言い訳になるのでよして、これからはまた電子空間の勤勉な更新者になろう。
平成11年地価公示価格発表された。世紀末、ハルマゲドン、日本経済の終焉、リストラ、失業、と世間も悲観的であるが、我が業界もあまり明るくない。幸か不幸かこの業界は好況の恩恵を多大に受けないかわりに不況時も傍観者でいられる先生がたが多い。(聖人、哲人がこの業界に特に多いわけではない)
公示価格も下落幅を拡大としているが、昨年暮頃から、マンションなどは金利の先高観、住宅ローン減税の拡充を反映し、価格的にも値ごろ感が増したことなどにより売れ行き好調で一部地域は値上がりするとこも出るかもしれない。
リストラ、不良資産の安価な売却で商業地などのこれまでの虚構価格(見込み取引価格)が虚構価格より安い現実事例先導でより下落にシフトするかもしれない。今後の地価動向は立地に経済情勢(流通業界、金融業界の不安要因など)が絡んで二極分解を鮮明にするだろう。これから発信される地価情報はいろんな読み方ができ、面白いと思う。
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