花見桜の季節
平成10年地価公示価格が3月26日に発表された。新公示価格などを掲載するためペ-ジを更新した。(最近、CGソフトをマシンにインストールした。春も来たし、桜も咲いたので 表紙を模様替えした。まだ画像加工に慣れない面もあるが、次回は、期待できるよ…)
公示価格も、バブル期や、バブル崩壊直後は、新聞、TV報道に熱気を感じられたが、ここ数年は、下落続行のシナリオに目新しさがなくなったせいか以前ほどの熱気が感じられない。巨額の不良債権問題が日本経済の病根となってきたが、昨年2月の「新総合土地政策推進要綱」閣議決定にみられる地価抑制から土地有効利用への政策転換にはじまり、政府も最近やっと重い腰を上げたばかりである。
不良債権担保土地の証券化、事後届け制にする国土利用計画法の改正案、定期借家権の導入などの動向があるが、最重要課題はなんといっても不良債権担保の情報公開の推進と思う。今後、地価の過小評価に対する反転は若干あっても、長期的には若年層の減少などで土地神話の復権はないと思われる。
今後の地価動向に注目したい。
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