都議選自民勝利、ネジレル国内政治
いま、政治が面白い。田中真紀子VS鈴木宗雄のバトル中継はワイドショーで放送され、TV各局に高視聴率を貢献している。この戦いに興味がある方はYahoo掲示板を見ることをお薦めする。石原行革担当相も「たけしのTVタックル」に出演していた。小泉総理にいたってはコギャルから黄色い声援を浴びる人気ぶりだ。90%の内閣支持率は、総理をはじめ各担当大臣のキャラクター、閉塞された経済、社会を打破してくれるかも…という国民の切ない期待の現れであろう。
しかし、都議選の自民党圧勝はナンカ納得できない(因みに作者は無党派である)。「自民党を変える!」に共感し、小泉総理の改革を支援しなければの有権者の思いは中身が変わらない議員を増やし自民党圧勝という結果を期待してないはずだ。政界再編でもして政治構図のネジレを改革派VS守旧派・既得権益死守派という対立軸にしないと政治離れがまた進む。いまはクローズアップされてないが厄介なことにリベラル・はと派VS新保守主義・タカ派というネジレもある。8月15日の総理の靖国参拝にかけて議論が盛り上がる。改革派の田中真紀子と守旧派・郵政族のドンとレッテルを貼られた野中広務は実は同じはと派なのだ。中曽根、石原、小泉(?)のラインと国家観が異なる。
参議院選挙を控え政府も各論まで踏み込むことを極力避けている。経済諮問会議の骨太の基本政策決定は予想通りメニュー提示、具体策無しに終わった。
我が業界から方向性を敢えて探ると、基本政策に盛られた「都市再生」、「不良債権処理」、「整理回収機構」のキーワードで銀行、一部ゼネコン、大手不動産会社の株価の今後の動きを注目しようということになるくらいか…
これらの株価動向が地価下落とリンクするとこまでいけば…
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