システム連携の中核言語XML
2000.4.18~20マイクロソフトは、次世代ECシステム・ア-キテクチュア「WindowsDNA2000」を実現するための製品群の詳細と出荷計画を明らかにした。企業間EC(電子商取引)を実現するためのBizTALK Server2000、企業一般消費者間ECを実現するためのCommerce Server2000などである。異なる企業間の業務システム同士をインターネツト経由で連携させるもので、特定ベンダーに依存しないXML言語をシステムの中核に据えた。米IBM、米オラクルもECシステム関連製品でXML対応を進めている。国内もプラス、NTTデータオフィスマートもXMLを採用している。
先進ベンダーがXML採用する理由は今後の標準になる、データ構造の変更が容易、データを文書として扱えるなどがある。従来の電子データ交換EDIは、コンマ区切りのCSVの使用が多かった。XMLがCSVより優れている特性はデータの階層構造が記述できる点だ。C言語の構造体、C++のクラス記述に似たデータの階層構造で、データ同士が本来持っている関係(下記の例ではname,age,syuunyuと言う要素とsakusyaというルート要素の関連)が解る。CSVはフラットで階層がないため解り難い。
1,XML文書例(作者をウエルフオームドXML文書で記述)
<?xml version=”1.0″ encoding=”UTF-8″ ?>
<sakusya>
<name>山田毅</name>
<age>99</age>
<syunyu currency=”yen”>100</syuunyu>
</sakusya>
2,C++のクラス記述
class sakusya{
public:
char name[30];
int age
int syuunyu
void disp();
};