不動産鑑定事務所への就職希望する諸君へ
いま、鑑定事務所の即戦力、もしくはこれから確保したい人材(作者個人の私見であるが多分、鑑定事務所全般に該当すると思われる)は、まず行政法規、民法に精通し、物件の物的、法的調査ができること。不動産の場合、これが間違うと致命的事態となる。緻密さと論理性が必要だ。
次はPCのスキルだ。スキルは高いほど良いが、最低限度、PCのセットアップ、周辺機器の接続、OSの基本知識、エクセル、ワードの操作、特にエクセルは、関数を使用して鑑定業務の各種フォーマットが作成できるレベルが望ましい。年配の先生の事務所は、PCが苦手な人が多いためPCのスキルは特に求められる。鑑定評価基準の基礎的理解は当然必要だ。2次試験科目の経済、会計は、実務では、あまり必要がない。ただ鑑定士の多様な分析力には欠かせない教科だ。
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